妊娠中にできるおっぱいのケア

母乳がよいといわれるのはなぜ?

  • 赤ちゃんを病気から守る成分が含まれている
  • 赤ちゃんの成長に合わせて成分が変化する
  • 赤ちゃんがおっぱいを吸うことで子宮収縮がスムーズになる
  • スキンシップをすることで親子の信頼関係につながる
  • 片付けや買い物の手間がない
妊娠中からおっぱいを出す準備は始まっている!

女性ホルモン(エストロゲンとプロエストロゲン)や、脳下垂体から分泌されるプロラクチンなどのホルモンの影響で、妊娠が進むにつれて乳頭への血液循環量が次第に多くなり、母乳を作る乳腺組織が発達していきます。

おっぱいのお手入れ

  1. 赤ちゃんが乳房をしめつけない
    乳腺の発達を促すために、乳房を締め付けない下着にしましょう
  2. 乳首を清潔にし、皮膚を強くする(妊娠16週から)
    入浴時に乳首も石鹸をつけて洗いましょう。乳垢がとれない場合はオイルパックでとりましょう。乳首がきれいに保てるとともに、赤ちゃんの吸う力に耐えられる皮膚をつくります。
  3. 乳房の血行を良くする
    肩回しやマッサージで血液循環を良くしましょう。下着を付けないだけでも自然な揺れで血行が促進されます。
    マッサージは1回15分を1日に1~2回ほど行うのが目安です。回数は少なくてもよいので、とにかく毎日続けることが大切です。
  4. 赤ちゃんにとって吸いやすい乳首にする
    生まれたばかりの赤ちゃんは吸いやすい乳首でないとなかなか上手に吸えません。マッサージをして吸いやすい乳首に近づけてあげましょう。

赤ちゃんが吸いやすいおっぱい

  • 先がやや膨らんで、乳首の根元がくびれた形
  • 乳輪から乳首の柔らかさが耳たぶと同じくらい
  • 乳首が2cm以上のびる
お腹の張りに注意!

妊娠中におっぱいに触れるとその刺激で子宮の収縮が起こり、流産の危険があるといわれています。安定期に入った16週ごろからおっぱいの汚れを取るなどのケアは始めても良いですが、お腹が張るときはやめましょう。
先生から安静の指示が出ている人は36週ごろから始めていきましょう。

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